あざの種類

あざといってもいろいろな種類があることは、何となくご存知の方も多いのではないでしょうか。色味を帯びているあざが一般的ではないかと思いますが、赤あざ、黒あざ、茶あざ、青あざなどがあります。

黒あざは、色素細胞母斑という正式名称があり、ほくろもその中の一種ではありますが生まれた時から出ていることが大半で、ほくろよりも大きいのが特徴です。また黒くなるのはメラニン色素が多ということでもあります。

茶あざは、扁平母斑が正式名称ですが、その名の通りうすい茶色で平らなのが特徴です。生まれ持って出てくる場合もあれば、思春期を境に出てくることもあります。

日本人に最もおいのが青あざです。できる時期にも場所にも個人差がかなりあり、青あざも黒あざと同様、メラニン色素が原因で色味が出てきています。皮膚の深いところに色素が入り込んでいるため、青く見えてしまうのが特徴です。

赤あざは、先天的な血管腫で表面が平らで凸凹していなければ、レーザーによる治療が可能な場合も少なくありません。ただ、すべての赤あざが単純な血管腫とも限らず、場合によっては皮膚を移植しないと治療ができない場合もあります。

同じようにみえるあざでも、皮膚の表面に出てくる時には色味が変わっていたり年月と共にあざの大きさや凹凸も変わってくることがあります。治療方法もあざの種類によっても変わってきますので、あざが気になる、治療をしたいということであれば皮膚科に行き、医師の指導のもと治療を行っていくようにしましょう。